2018年からレギュラー放送されているNHKのクイズバラエティ番組『チコちゃんに叱られる!』。
5歳児の女の子のキャラクター『チコちゃん』が世の中の素朴な疑問を解決していくという人気番組で子供から大人まで多くの人が視聴しています。
同番組の見どころといえば、チコちゃんがかわいらしい声でトークを展開し、「ボーっと生きてんじゃねーよ!」とゲストを叱りつけるところですよね。
しかし、2023年12月15日の放送回では「チコちゃんの声がいつもと声が違う!」とネットをざわつかせました。
この記事ではチコちゃんの声が変わったといわれたことや、その理由、キャラクターの声を担当している人物について詳しくまとめています!
チコちゃんの声が変わったと話題!正体は天野ひろゆき?
「チコちゃんの声が変わった!」「なんか違う…」と話題になったのは、15日の放送回。
同番組にレギュラー出演しているお笑いコンビ『ナインティナイン』の岡村隆史(おかむら たかし)さんは、冒頭からチコちゃんの声の異変に気がつき、困惑した表情を浮かべていました。
このとき、チコちゃんはお笑いコンビ『キャイ〜ン』のポーズを決めて登場。
岡村隆史さんは「笑い方、ちょっとちゃうよ。そんな笑えへんて、いつも」とツッコミを入れつつ、「(『キャイ〜ン』の)天野くんじゃないの?」と質問しています。
するとチコちゃんは「ウドちゃん、見てる?」と『天野ひろゆき(あまの ひろゆき)』であることを匂わせ、スタジオを笑顔に。
「なんかね、チコの知り合いのおじさんがインフルエンザになったみたいで、もう一人のおじさんはインフルエンザじゃなかったから来たのよ」と声が変わった理由を説明していました。
どうやらチコちゃんの中の人がインフルエンザにかかってしまい、番組が急きょ代役を立てることになったそうです。
結局、チコちゃんの声の主は岡村隆史さんの予想通り、天野ひろゆきさんでした。
番組のエンディングのテロップに『天野ひろゆき(友情出演)』と記載されていたことから明らかになっています。
チコちゃんの中身はキム兄?
通常のチコちゃんの声は誰が担当しているのでしょうか。
調べてみると、『キム兄』ことお笑いタレントの木村祐一(きむら ゆういち)さんであることがわかりました。
放送時、チコちゃんの声はボイスチェンジャーによって変換されているので、誰なのかわかりません。
2018年4月にレギュラー放送がスタートしてからかなり年月が経っていますが、いまだにその正体を知って驚く人が後をたたないようです。
私もキム兄が中の人だと知ったとき、チコちゃんのビジュアルとのギャップがありすぎてびっくりしたことを覚えています。
チコちゃんの声にキム兄が起用された理由は?
なぜ、5歳児の女の子と対極にいるような木村祐一さんがチコちゃんの声優に起用されたのでしょうか。
2018年7月20日に『MANTANWEB』のインタビューを受けたNHKのチーフ・プロデューサーはその理由についてこう明かしています。
起用の理由は「ギャップが激しい人の方が面白いし、臨機応変なアドリブ力がある」こと。しかし、スタッフも「ここまで女子しゃべりがはまるとは」と予想以上の手ごたえを感じているという。
出典:https://mantan-web.jp/article/20180719dog00m200074000c.html
やはり木村祐一さんの笑いのセンスやアドリブ力が起用の決め手になったようです。
収録中、大まかな話の流れ以外は、しゃべりの達人である木村祐一さんに委ねているそう。
また、共演者の岡村隆史さんやゲストとのやり取りもほとんどが木村祐一さんのアドリブで構成されているといいます。
NHKのエグゼクティブ・プロデューサーは木村祐一さんのプロ意識に脱帽させられっぱなしなんだとか。
その日のゲストの経歴やちょっとした情報を「いつも頭に入れて収録に臨んでくれている」と明かし、「木村さんじゃなければ番組がヒットしなかった」と語っています。
水高CPと共に番組作りを支えるNHKエンタープライズの西ヶ谷力哉エグゼクティブ・プロデューサーも「出演者のちょっとした情報、どんなドラマに出ていたとか、こんなコンテストに出ていたとか、ご自身で調べて、その人のどこをつつけば“ハッ”とするのかを常に考えている」と脱帽する。
さらに「木村さんは作り手側の視点を持っている、スタッフマインドがある。言われたことをやるってだけの人だったら、こうはうまくいってなかった」と語っていた。
出典:https://mantan-web.jp/article/20180719dog00m200074000c.html
『チコちゃんに叱られる!』に登場するカラスの声は誰?
『チコちゃんに叱られる!』を語る上で外せないキャラクターといえば、カラスのキョエちゃんです。
歌がとても上手で番組では視聴者さんから送られてきたお便りを届けてくれる頼もしい存在です。
キョエちゃんもチコちゃんと同様にボイスチェンジャーによって声が変えられており、誰が声優をしているのかわかりません。
公式サイトには『江戸川の黒い鳥』と記載されているだけで、その正体は明かされていませんでした。
そこで、キョエちゃんの中の人について調べてみると、人気バンド『いきものがかり』のボーカル・吉岡聖恵(よしおか きよえ)さんが有力だという情報を見つけました。
明らかになった理由は、キョエちゃんが歌う楽曲『大好きだって意味だよ』がNHKの『みんなの曲』というサイトで視聴できるようになった際、『うた 吉岡聖恵』と記載されていたからだといいます。
また、『キョエ』と『聖恵(きよえ)』の名前が似ていることも、正体がバレるきっかけになったそうです。
『チコちゃんに叱られる!』に登場するカラスの声が変わった理由は?
2019年ごろから「キョエちゃんの声が変わった」「声の質が明らかに違う」と視聴者の間で話題になっていました。
どうやら吉岡聖恵さんがキョエちゃんの声優を降板し、新しい人に変わったようです。
吉岡聖恵さんがキョエちゃんの声を担当していた時期、『いきものがかり』は『放牧宣言』と題した活動休止を発表していました。
その後、『いきものがかり』は2018年11月に活動を再開。キョロちゃんの声が変わったといわれるようになった時期にかなり近いことがわかります。
このことから吉岡聖恵さんは本業の『いきものがかり』の活動を優先させるためにキョエちゃんの声を降板したのではないかと考えられます。
『チコちゃんに叱られる!』に登場する2代目カラスの声は誰?
2代目キョエちゃんについては、誰が声を担当しているのかわかっていません。
レギュラー出演している岡村隆史さんでさえも知らないといわれており、NHK内でもトップシークレットな情報だといいます。
ネットでは声の主の特定が行われており、お笑いタレントの友近(ともちか)さんや声優の金田朋子(かねだ ともこ)さん、三石琴乃(みついし ことの)さん、花澤香菜(はなざわ かな)さんが候補に挙げられているそうです。
しかし、「この人!」というような証拠はなく、現在も2代目キョエちゃんの正体は謎に包まれています。
まとめ
今回はNHKの番組『チコちゃんに叱られる!』の気になる情報をお伝えしました。
これまでチコちゃんの声の主を知らなかった人にとってはかなり衝撃的な内容だったのではないでしょうか。
チコちゃんには今後も「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と世の中の人々に喝を入れ続けてほしいですね。
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